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こんばんはー! もう6月ですね。 う〜ん、5月の後半はどこに行ったのかしら? 私が深海で浅い眠りに浸っていたとき、海面を撫でていった気まぐれな風……それがあなたなのね。 ああ!?なんか電波が!ポエム星からの電波にのっとられてしまいました。 ピ〜ンチ!!(わりといつものこと) ま、おふざけは置いといて、ですね。 今夜は宝塚雪組地方公演「ベルサイユのバラ ジェローデル編」と「ミロワール」に行ってきましたー! 以下、個人的な感想を勝手に述べております。 ネタばれが嫌な方はパスしてくださいませ。 あと、ほんのすこしですが、辛口が混じっています。 苦手な方はお気をつけて。 ・ ・ ・ ・ ・ よろしいですか? では、はじまり、はじまりー(笑)。 あんまり乗り気でない娘を引き連れて、開演10分前にようやく到着。 時間ギリギリにもかかわらず、物販売り場でパンフとツアーバッグを購入することは忘れません。 トイレ?そんなん、我慢するに決まってる!! 席にどっかりと座り、鼻息も荒く、パンフレットを広げ、今更ながら筋を娘に説明する私。 「ママがあんたくらいのころ、ベルサイユのバラって言うマンガがあってね……」 熱い思いを滔々と語りすぎて、彼女には理解不能だったらしい。 いや、小学生にフランス革命を簡潔に語るってどうすればいいんだ?? とにかく、オスカルは男装の麗人で、フェルゼンに恋していて、今回の主人公のジェローデルはオスカルに恋していて……という、不毛な片思いの連鎖をなんとか叩き込んでみました。 それでも???な娘でしたが、きらびやかな衣装と華麗なる演技に引かれて最後までしっかりと楽しんだもよう。 やはり、生の舞台はいい……。 観客と舞台が一体となって作り出す一体感、まさに愛と夢の世界が降臨した、という確かな想い。 幕が上がった途端、喜びでちょっぴり涙ぐんじゃった(早すぎ/笑)。 本当に、雪組の皆さんがこの地にいらっしゃる……。 夢かな?? いや、本物だからーーーーー!!(興奮Max) じつは、私、大劇場でしか見たことがなくて、地方公演は初めてだったんです。 大階段がないのはわかってましたが、劇場がせまいって意外といいねぇ。 席は一階のセンターでしたが、わりと後ろの方だったから、遠いだろうな〜と覚悟していったら、思ったより近いんだもの。 今まで見た大劇場のどの舞台よりも、大きく見えました。 し・あ・わ・せ ![]() オペラグラスを使わなくても、表情がはっきり見えるよ!!(視力は1.5です) そして、ミロワールのとき、会場に水さんが出没したときには、あまりの近さに興奮して思わず立ち上がりそうに……。 もちろんそんなマナー違反はしませんとも! ちょっぴり(3センチくらい?)腰が浮いただけさ!! 近いといっても、最も近い位置でも軽く10メートルはあったけどさ……。 だが、今日という一日は、私の生涯で、もっとも舞台衣装の水さんに近づいた日として、深く心に刻まれたのであった。(KIMOI) ちょっと気になったのは、劇中、幕の後ろで、ドン、ドンと音がして、(私の)集中が途切れてしまったこと。 舞台装置を切り替えていたのかな? ま、すぐに、そんな音は気にならなくなったけど。(愛は聴覚を凌駕する) で、内容はですね〜。 ジェローデルっていう役柄が、わりと地味っていうか……。 抑制が効いて、エレガントで、理性的で、という人柄が災いして、どうにもならないというか。 すごくすごくいい人で、現実ならこんな人こそモテるに違いないよ!! オスカル!ジェローデルと結婚しなYO!!幸せになれるから。 とお勧めしたいお人柄にもかかわらず、どうしても「都合のいい人」で終わりそうなキャラなんだなー。 ジェローデルがオスカルに求愛するシーンは、ちょっと男らしくて(私が)ぐらついたけど。 初めてオスカルを「マドモアゼル」と呼んだジェローデルに、オスカルが戸惑い、苛立ち、「軍服に身を包んできた私の青春は……!!」と叫ぶシーンとか、もう一押しだぜ!ジェローデル!!と男友達のように応援してしまった。 にもかかわらず、やっぱりどうにもならなくて、ジェローデルはこっぴどくふられることになるんだけど。 オスカルの婿取りのために開催された舞踏会のシーンでは、オスカルに求愛する貴族の男性陣と、婆や率いる娘たちのオスカル親衛隊との対決が、コミカルでおもしろかった。 だけど、続く衛兵隊員の乱入で、いよいよパーティーが台無しになるシーンでは、ジェローデルは舞台の隅の方で、すっごい苦々しい顔をして、すっと立ち去ってしまうのね。 確かに彼にしてみれば、体面丸つぶれ、耐え難い屈辱だったろうけれど。 それとも、オスカルがそれほどまでに自分を拒絶していると悟って、身を引いたのかしら? だが、そこが、君の敗因だよ!!ジェローデル!! もっとずうずうしくオスカルにすがりつけ!!って、いつのまにジェローデルの恋の指南役(本名おせっかいという)になってるんだ、私?? インテリは腰が引けててジリジリするぜ☆ 一方、ヒロインのソフィアはこれまたインテリで、最新の思想や小説を読んではジェローデルと語り合うのが楽しみという、知性にあふれ、自制心にとんだ控えめなお人柄。 情熱的過ぎて、周りが見えていないオスカルより、こっちのほうがよっぽどお似合いの夫婦になれそうなのに、恋とは御しがたいものなのですね……。 二人がお互いを「ソフィアさん」「ジェローデルさん」と呼び合うシーンは、実にほのぼのして好きだったわ。 ベルサイユのバラに出てくる主要人物は(今回はオスカルとフェルゼン)、みんな情熱的というか、恋や信念のためになにもかも振り捨てて……という自分に正直な人が多いから、なんか今回のジェローデルやソフィアのように、自分を律して生きることに誇りを抱いているタイプは、なんか損してるような気もする。 (もちろん、オスカルやフェルゼンも自分の意志を通すことで大きな代償を払っているし、誇り高い人なんだけれど) 義務を全うする、こういう人が社会でがんばっているから、私たちは安心して生きていけるんだよ!とか思ってしまった。 あれ?なんか、話が変わってるし(笑)。 とにかく、まじめ一方で、あんまりいい目がみれなかった二人の不器用さがかわいかったです。 今回、ムカッとしたところ。 黙ってフランスを去ろうとするフェルゼンに、ジェローデルが「オスカルにも告げてやってほしい、彼女はあなたのことをずっと……」と思い余って告げるシーンで、フェルゼンが「彼女の気持ちはわかっていた。もっと早くに出会っていたなら……」と悲しい目をしてうっとりと告げるシーン。 ちょ……フェルゼン!!ジェローデルは友人(ぽかったんだけど、どうだろう?)だろう? 友人が好きな女のことを思って、あえて恋敵の君に橋渡しをしてるんじゃないか。 頼むから、その友人の前で、うっとりと恋の可能性を示唆するんじゃない!! フェルゼンはアントワネットに夢中で、オスカルになびくことはないのに、さりげなく思いを残す風な罪な言葉を伝えるとは!(しかも、オスカルではなくジェローデルに) 私がジェローデルなら、いい気になってんじゃねーゾ?って引きつってたね。 フェルゼンには悪気はないだろうけど、すっかりジェローデルの味方の私には、プンスカな自己陶酔ぶりでしたわ! でも、このセリフ、ジェローデルもあとでソフィアに言ってたな……。 ケッキョク、(自分を守りつつ、相手を傷つけないと思ってる)都合のいい断り文句なだけ、か。 物語のクライマックス、国王の命令により、丸腰の平民議員を相手に、ジェローデル率いる近衛隊が武力を持って排除しようとすると、オスカルが飛び込んできて……のシーン。 ジェローデルはオスカルを撃つことができないで、いろいろ理屈をつけて引き下がる。 彼が義務より愛を(あるいは正義を) とったシーンを、愛の勝利と見るべきなんだろうけれど、私は彼が愛に絶望したと感じてしまった。 彼は愛を選んだために、貴族の一員として、国王を守るという彼の美意識(生きるための指針のようなもの)を曲げてしまった。 これは、彼が愛に敗北した、ということだと思う。 そして、そうまでして愛しても、彼女は彼のもとにはやってこない。 信念を曲げた彼に残されたのは、やぶれた恋だけ。 せつない。 そのうえ、私は滔々と理屈を述べてきびすを返すジェローデルの姿を見て、「ヘタレ」の三文字を思い浮かべた。 クビをかけてまで、好いた女を立ててやって、それでなにも要求しないなんて……。 なんて、清廉なの!!などどは思わず、あえてワルになってこそ、つかめる愛もあるんだぜ……とか思ってしまった。 いい人なんだけど、ヘタレ。 それがジェローデルだ。 (いいひとだからこそ、なんだろうか) ジェローデルとソフィアは死の間際に教会で再会を果たす。 ひとつ選択肢が違ったら、いい夫婦になれただろう二人。 ジェローデルの絶命間際、二人が寄り添って歌う歌は途切れ途切れで、涙があふれて止まらなかった。 哀しい。 それが「二人の愛の形」なのだから、それこそ大きなお世話なんだろうけど。 |
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